一口馬主で得られる収入(一覧)
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前回の記事で必要な費用について書いてきましたが、今回は得られる収入について、項目ごとに説明していきたいと思います。項目を見て貰えればわかると思いますが、賞金以外にも、意外と収入が入るチャンスは多くあります。こちらに関しては、それぞれのケースで受け取る金額が違うので、金額については記載しません。極端ではありますが、収入はあったらラッキー程度に考え、収入を当てにした一口馬主生活はやめた方がいいと思います。
費用についてはこちらから masa-thoroughbred.hatenablog.com
出走時
レースに出走するたびに、出走後受け取り
出資馬がレースに出て賞金を獲得した時、出資者が賞金を100%貰えるわけではありません。調教師に10%、騎手に5%、厩務員に5%が配分され、残りの80%が出資しているクラブに入ります。そこからクラブ手数料が引かれ、さらに税金が引かれ、出資者の手元に入ってくる頃には、賞金の60%~70%程度になります。この際の、クラブ手数料は、それぞれのクラブごとに引かれる額が異なりますので、興味あるクラブについては事前に調べるようにしてみましょう。
配当金の清算は、基本的には月単位で毎月行われ、出走翌月の下旬に受け取るのが一般的です。これを月次分配とよび、維持費と相殺するクラブもあれば、維持費とは別に月次分配の支払いをするクラブもあります。源泉徴収された税金は、翌年の春ごろに年次分配として分配されるか、春前に引退した場合は、引退時に分配金として受け取ることになります。
・賞金
5着までに入着すれば、着順に応じた賞金が貰えます。着順が上であればあるほど、そしてレースの格が上がれば上がるほど、高額な賞金となります。レースの出馬表を確認すると、賞金が記載されています。
・出走奨励金
通常レースでは6~8着まで、重賞や平地オープンでは10着まで、着順に応じて交付されます。
・特別出走手当
全ての出走馬に対して、出走の区分等に応じて交付されます。出走するレースや結果によって、加算措置や減額措置がとられることがあります。
・距離別出走奨励金
3歳もしくは4歳以上の芝1800m以上の平地レースの1着馬から10着馬に交付されます。1勝クラスは特別競走のみとなります。
・内国産馬所有奨励金
平地の全レースで、1~5着となった内国産馬と平地の新馬・未勝利レースにおいて1~5着となった内国産牝馬に交付されます。
・賞品売却分配
出資馬がレースで優勝した場合に、賞品を貰うことができます。クラブによっては、それを売却して、出資者に分配します。
見舞金
出資馬の事故・故障時に支払い
出資馬がJRAの施設内で怪我をし、3か月以上休養する場合には、見舞金が支給されます。症状が重いほど支給額は高くなりますが、状況によっては支給されなかったり、減額されるケースもあります。
引退時精算金
出資馬が引退したとき
・抹消給付金
JRAの競走馬登録を抹消する際に支給されます。支給金額は出走歴や抹消時期によって異なります。
・牝馬買戻し金
出資馬が繁殖牝馬として引退する場合、クラブによっては募集価格の10%の金額で買取する場合があります。競争成績があまり良くなかった場合は、繁殖入りせずに、地方競馬に転籍するケースもあります。
・売却金
引退した出資馬をオークションに出した場合、その売却金を出資者に分配します。